Vol,5
平成14年
 1月発行
お客様にありがとうを言わない運動
 講演時に「私共せいわではなるべくお客様に『ありがとうございます』を言わない運動をしております」と
話しますと、一応にエ〜〜〜。「先生、接客用語で一番大切なのは『ありがとうございます』です。
何故それを言わないのですか」という顔をされます。
 例えばゴルフ店でクラブを買いました。
お客「このクラブ下さい」
店員「ありがとうございます」
と、いうのと、
お客「このクラブ下さい」
店員「お客様このクラブは新製品で、新しい素材を使っているってご存じでしたか。飛距離が伸びる
   そうですヨ!今日のスコア-楽しみですネ」

あなたがお客様だったらどちらが嬉しいですか?
お客「合格祈願箸下さい」
店員「ありがとうございます。受験生さんをお持ちですと大変ですネ。この箸を使ってしっかり食べて
   いただき元気で受験して下さい。合格お祈りしています。」
嬉しいですネ。
 笑顔でありがとうございます、とっても大切なことです。でもこの前後にもう一言お客様の心に
触れる言葉をみんなで考えて下さい。
 一つ一つの商品に出来たらセリフを作って下さい。それを仲間同士で練習し、お客様に心を込めて
話してください。そしてお客様の方から『ありがとう』と言ってもらえたら一人前の商人です。
お客様に『ありがとうを言わない運動』とはそういう事なのです。
 前号にて地元密着型の紳士服店をご紹介しました。入りやすい、親しみやすいお店づくりはある程度
商品ガゴチャゴチャしている方が良いという事でした。今回は少し違った角度からお話しします。
 兵庫県三木市にある珈琲館サンです。開店30年来のお客様も多く、「うちのお店は裏口から入ってくる
人が多いですヨ」と屈託のない笑顔で中田千香子ママ。玄関、店内もいっぱいのお花が飾られ、各
テーブルにも一輪のお花。ケーキ、その他のポップも季節感が一杯。カップもオシャレで女性向き。
それぞれが新鮮です。「うちのお客様はほとんどが地元のなじみ客ばかりです。だからこそお店を
常に新鮮に変化させています」「男の人も多いです。だからこそ女性らしい気配りをしています」
ややもするといつも来てくれる人だからという甘えで手を抜いてしまい、徐々にお客様を減らしてしまう
のが普通です。「いつも楽しい明るい雰囲気づくりに気をつけています。ここは町の人々の情報校間の
場になっています。なじみのお客様だからこそ常に新しい気持で接しています。」
 地元繁盛店の素晴らしい心意気です。人は人の集まるところに集まるのですネ。元気で明るい
おしゃれなネクタイをした初老のマスターもステキです。どうぞ会いにいって下さい。
五百蔵指導係長さん、いいところご紹介ありがとう。
   器のふたは、どうしよう?
器のふた 左手を器に添えて向こう一点つけてから半円を
かくように右手で取り、裏返した形で置く。食べおわったら元
どおりにふたを。なお、食べ終ってふたを裏返しに重ねるのは
食器を傷つける原因になります。